# プログラミング言語~ ドリトル ~
# 目次
# ドリトルの特徴
ドリトルは、Scratch(スクラッチ)と比べると、出来る機能を絞った作りとなっています。 (とはいえ、ネットワーク通信(双方向コンテンツ)、外部機器制御などができ、お絵描き以外にも十分な機能があります。) それは、言語のコンセプトである「やることが少ない(簡単にプログラムを書ける)」が深く関係していると思っています。
ドリトル (英: Dolittle) は、教育用に設計されたプログラミング言語の1つ。またはその処理系。 現大阪電気通信大学教授の兼宗進により開発された。名前の由来は「少しだけする」という意味の英語「do little」であり、 「やることが少ない(簡単にプログラムを書ける)」という願いから。 また、ヒュー・ロフティングの児童文学作品『ドリトル先生』にも掛けられている。
そしてこの「やることが少ない」という事は、初学者には重要な点であると思っています。 例えば、汎用の開発言語を渡されて「何してもいいよ」といわれたら、何してよいか分からなくなります。
しかし、「好きなように幾何学模様を描いていいよ」であれば、正方形や正八角形などを、 どの様に書こうか?という方向に考えが進むため、そこからプログラミング的思考を練習することができます。
ドリトルの教育思想である「やることが少ない(簡単にプログラムを書ける)」は親心のように感じます。
# ドリトルの始め方
# ドリトル「インストール版/オンライン版/Bit Arrow版」について
ドリトルには「インストール版/オンライン版/Bit Arrow版」があります。 それぞれの違いはインストール版/オンライン版/Bit Arrow版の違い (opens new window)にまとまっています。
# ドリトルを使ったお絵描き
# 正6角形を、60度ずつずらしながら描画
# 正6角形を、45度ずつずらしながら描画
# 正6角形を、25度ずつずらしながら描画
# 初めてなら、ブラウザから手軽に実行できるオンライン版がおススメ
オンライン版は、以下のURLにアクセスするだけで手軽に開始することができます。 また、ブロック版はビジュアルプログラミングができるため、文法を未学習であっても問題なく始められます。
# ドリトル「Bit Arrow版」とは
Bit Arrow (opens new window)とは、ブラウザから手軽にプログラミングできる学習環境です。 JavaScript/ドリトル/簡易C/DNCL(どんくり)/Pythonに対応しています。ゲストアカウントで手軽に利用できます。
# 【番外編】なぜ「カメ」なのか
その昔、カメを使って図形を書く「LOGO」という言語があったようです。 この分野を今でも「タートルグラフィックス」と呼んでおり、Pythonなどでもライブラリ「turtle」があるようです。
1967年、マサチューセッツ州ケンブリッジにある研究機関 Bolt, Beranek and Newman (BBN) にて、 Wally Feurzeig とシーモア・パパートが開発した。 子どもが単語や文で遊べる数学の遊び場を作ることだった。 LOGOの設計では、しきいが低く使いやすいことと、エラーの原因がわかりやすいことが重視されている。 タートル(亀)を採用したのは、視覚的フィードバックが即座に得られ、デバッグを即座に行えるからだった。
そのため、ドリトルでもカメが採用されていると思います。