# 目次

# こどもの個性に合わせた選択が必要

# こどもが「やりたい」と思えるプログラミング教育とは

こどもがやりたいという唯一の「プログラミング教育」というものは、おそらくないと思います。

ただ子供が自分から「やりたい」と思うことが必要なのは確かです。 しかしこどもが、何に食いついてくるかは、お子さんの性格や性別、年齢によってまちまちです。

まずは、こどもが、どのようなモノ・分野に興味を持っているかを知ることが大切だと考えます。 その上で、それに絡めたプログラミングの教材を提示していけば、お子さんは自らハマっていくでしょう。

もし、提示した導入に、こどもが興味を示さず、「やりなさい」と言われなければやらないのだとしたら、それは最初の時点で失敗しています。 たとえ「やめなさい」と言ってもお子さんがやめないほどの導入ができれば、いいなと思います。

どのような言語を選ぶか、どのような開発環境を与えるか、という事も重要ですが、もっと重要な事は、いかに食いついてもらうか、その導入を適切に選択することです。

導入さえうまく行けば、言語や環境の選択に多少の難があっても、お子さんは、壁を勝手に乗り越えていくでしょう。

# ゲームが好き?

# マインクラフト

Minecraft(マインクラフト) 引用:Minecraft(マインクラフト) (opens new window)

Minecraft(マインクラフト) (opens new window)は、自由にゲーム内を探索できるオープンワールドを舞台としたゲームです。 特定の目標がないため、プレイヤーはゲームを自由にプレイできます。 ゲームの世界は、立方体として土や石、鉱石、原木、水、溶岩などのさまざまな種類のブロックで構成されており、 プレイヤーは、アルゴリズムによって生成された無限に続くブロック状の世界を探索し、 原料を抽出して加工し、構造物や装備品をつくることができます。

文部科学省のプログラミング教育の実施事例に教育版マインクラフトを活用したプログラミング的思考学習の推進 (opens new window)として事例が載っています。「小中学校でのマインクラフトは高い人気を維持しているため、マインクラフトで行う学習活動は総じて子どもの取り組む意欲が強い傾向がみられる。」とあり、やはりゲームは子どもの意欲が強くなる様です。

マインクラフトは全世界で1億人以上が利用する世界でもっとも多く利用されているオープンワールド型の仮想空間を提供するゲームです。 特徴として、開発側から与えられる目的が特になく、プレイヤーは自由に建築などの町づくりや、電子ブロックのような仕組みを利用した回路やギミック開発、自然を模した世界の探索などを行うことができる。マインクラフトは小中学生ではゲームとして、高校から大人には表現手法として利用されることが多い。 YouTuberが利用する素材としても利用されていることから、小中学校でのマインクラフトは高い人気を維持しているため、マインクラフトで行う学習活動は総じて子どもの取り組む意欲が強い傾向がみられる。

引用:教育版マインクラフトを活用したプログラミング的思考学習の推進 (opens new window)

始め方ですが、例えば以下の動画が参考になります。

Minecraftでプログラミングを行うために必要な準備は、Windows 10版のMinecraftが遊べるパソコンに、ストアから「Code Connection for Minecraft」という開発用アプリをインストールするだけです。 小学生にもわかりやすいブロック式のプログラミング環境で、プログラミングを始められます。色々と初めての人に向けた、解説動画がyoutubeに上がっています。

ビジュアルプログラミングができ、かつゲームで楽しめることから、プログラミング教室で扱っているところも増えてきているようです。

# ブロックなどで遊ぶのが好き?

# LEGO WeDo 2.0

LEGO WeDo 2.0 引用:LEGO WeDo 2.0 (opens new window)

LEGO WeDo 2.0 (opens new window)は、レゴブロックを組み立てて動かすことで、子供たちが楽しみながらプログラミングとものづくりの概念を学ぶことができるロボットプログラミング教材です。

馴染みのあるレゴブロックを使用することで、子供達の心を掴み、自然にプログラミングやものづくりの考え方に馴染んでいくことができます。

文部科学省のプログラミング教育の実施事例にレゴ® WeDo 2.0 (レゴ® ウィードゥー 2.0) (opens new window)として事例が載っています。「主に、小学校で使用することを想定し開発されているため、組み立てに工具などは不要。プログラム画面も、指やマウスでのドラッグ&ドロップが中心で、簡単にプログラミングを体験できる。」とあるとおり、気軽に取り組めます。

レゴ® WeDo 2.0(レゴ® ウィードゥー 2.0)は、レゴ社の教育部門であるレゴ® エデュケーションが提供するプログラミング学習教材。 レゴ® ブロックを使って、創造性と想像力を楽しみながら学ぶことができる。主に、小学校で使用することを想定し開発されているため、組み立てに工具などは不要。プログラム画面も、指やマウスでのドラッグ&ドロップが中心で、簡単にプログラミングを体験できる。 レゴ® ブロック、各種ギア、特殊パーツ、スマートハブ、モーター、タイヤ、各種センサーなどがセットになっており、これらを使い、自分自身で組み立てることでプログラムするモノの構造を事前に学ぶことができができる。 その他、無料で提供されているアプリケーション内には40時間以上分の学習・指導するためのプロジェクトが豊富に準備されており、加えてプログラム例やモデルライブラリ等充実した内容になっている。プログラミングの習得のみならず、理化学分野の知識なども身につけることができる。 レゴ® WeDo 2.0を動かすための専用ソフトウェアは、パソコン(Windows,Mac)版のほか、iPad・Andoridタブレット向けも用意されており、動作環境を満たせば手持ちの端末を使うことができる。プログラムは、画面上に準備されているプログラミングブロックをドラッグし組み合わせて作るが、一つのブロックで一つの命令を出すシンプルな作りなため、戸惑いが少ない。

LEGO自体のおもしろさもあり、プログラミング教室でも取り扱っているところは多いです。

ロボット科学教育 (opens new window)

# embot(エムボット)

embot(エムボット) 引用:embot(エムボット) (opens new window)

embot(エムボット)に関するコンテンツ(NTTドコモ)でも書きましたが、embot(エムボット)は、ダンボールなどの身近な素材で組み立てて、プログラミングで動かすロボットです。 付属のダンボールを使い、切り取る、折る、差し込むといった簡単な行程で組み立てることができます。 またダンボールに限らず、紙コップや空き箱、牛乳パックなどの身近な素材を使って、自分だけのオリジナルロボットを作ることができます。 お子様でも、工夫次第でいろいろなロボットを作ることでき、アイデアを形にしやすくなっています。

# お絵描きが好き?

# プログラミングゼミ

プログラミングゼミ 引用:プログラミングゼミ (opens new window)

プログラミングゼミに関するコンテンツでも取り上げましたが、「プログラミングゼミ」は、ブロックをつないでキャラクターを動かして遊ぶアプリです。 自分で描いた絵で新しいアニメーションを作ったり、宝あつめをしたりするゲームで遊びながらプログラミングが学べます。

Last Updated: 2/11/2021, 6:45:06 AM