# 目次
# ビジネスの現場で起こっていること
# 業務効率化
働き方改革が施行され、「多様な働き方の選択が可能な社会の実現」に向けて、業務の効率化に取り組む必要性が出てきました。 実現のためには、仕事の質を落とさず、かつ量を減らさずに作業時間を減少させるなど、作業の進め方を工夫する必要があります。 その結果、労働時間の短縮、人件費などのコストの抑制、同じ時間に対する収益性アップなどの効果が期待されています。
また、実際に働いている身としては、人手不足が常態化していると感じます。
そのため自動化できる業務は、ITの力を借りて自動化していかなければ、 付加価値を生み出す時間を捻出できず、競合他社との競争に負けていくように感じます。
業務を効率化するためには、業務のプロセスのどこに無駄が潜んでいるか考える必要があります。 プロセスをフロー化し、改善を図っていく際にも、プログラミング的思考は有用性があります。
# ノーコード・ローコード
開発の知識がなくても自社の業務に合わせたシステムをかんたんに作成できるクラウドサービスも広まっています。 例えば「kintone(キントーン)」などは、すでに10,000社以上が導入しており、大手企業でも使われています。
データや業務プロセスの管理に便利な業務アプリを作る機能を備えており、売上情報、顧客情報、問い合わせ対応履歴、ToDo、報告書、文書ファイルなど、さまざまなデータを管理できます。 また、それらのデータにひも付く業務プロセスを、柔軟に構築できます。
以下の動画を見ると、イメージがつかめると思います。
しかし、一方でそれらを組み合わせて、どのような成果に結ぶ付けていくかを考える必要があります。 まさにプログラミング的思考が必要となっており、今後このようなビジネスツールは増加していくと考えています。
非エンジニア人材でも業務アプリケーションを手軽に開発できるローコードツールが注目を集めています。 ただし、ローコードツールと一言でいっても、サービスによって機能や特徴は異なっています。
- kintone (opens new window)
- 楽々Framework3 (opens new window)
- 発注ナビ (opens new window)
- Platio (opens new window)
- PowerApps (opens new window)
- Salesforce Lightning Platform (opens new window)
- intra-mart (opens new window)
- FileMaker (opens new window)
- glide (opens new window)
- AppSheet (opens new window)
# RPA(Robotics Process Automation)
RPAとは「Robotics Process Automation」の略になります。 これまで人間がパソコンでおこなっていた定型的な作業をソフトウェアが代替し、自動的に業務をおこなえるようにすることです。
工場で機械式のロボットが製品の組み立てや溶接を行うのと同様に、オフィスにおいてソフトウェアロボット(デジタルレイバー)にパソコン操作などの人手による作業を代行させることで、業務の品質向上、作業時間の短縮、業務変更対応性向上などを実現する「ホワイトカラーの生産性向上」ソリューションの一つです。
- WinActor
- UiPath
# 製造支援アプリケーション作成プラットフォーム
製造支援アプリケーション作成プラットフォームなども製造業の現場で導入が始まっています。
例えば、最大手の工作機械製造会社であるDMG森精機株式会社は、 製造支援アプリケーション作成プラットフォーム「TULIP」の提供を開始しています。
TULIPの活用にはプログラミングの専門知識は不要です。作業手順書や品質管理、機器モニタリングなど多様な機能を持つアプリケーションを、現場担当者自身が簡単に作成できます。紙の作業手順書や品質チェックシートのデジタル化、生産データの見える化、工程改善などが可能となり、製品仕様や工程の変化にも柔軟に対応できます。さらに、製造現場では計測機器や既存システムなどとも連携でき、現場主体の工程改善やデジタル化に取り組むお客様に最適な製品です。